これからの時代の恋愛戦略(仮)

人はドロドロするからこそ人らしい。

恋愛工学とは何なのか?誰のために存在するのか?使えばモテるのか?

 
昨日書いた、「ぼくは愛を証明しようと思う。」の書評が思いの外好評で焦った。
 

friendlywomen.hatenablog.jp

 

そこで、熱が冷めないうちに恋愛工学についてぼくなりの解釈を伝えておこうと思った。
正直、調子に乗って書いてみた 笑
 
基本的にぼくは恋愛工学には肯定的なスタンスということを理解しておいて欲しい。でなければ昨日のような記事も書かないし。
そのバイアスがかかっていることも承知のうえで読み進めて欲しい。
 
 
元々恋愛は神秘的だったり、特別なものとして捉えられている。
一般的に出ている恋愛コラムなどで語られることは、事実に基づくものではなく、大体イメージや主観で話される。
 
しかし、人間も動物である。
いくら進化して考えられるようになったとはいえ、昔から備わっている本能はあまり変わっていないだろうという考えのもと、生態学や行動心理などをまとめ、統計的に事実に基づくモテは何なのかということを弾き出したものだ。
 
ここで大事なのは「事実に基づく」というところ。
 
ただの机上の空論や再現性がない恋愛論はたくさんある。
しかし、恋愛工学を学び実践するメルマガ読者の報告から、この理論が段々と裏付けされていく。

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なぜ、この恋愛工学が必要なのか。

それは男女の間には価値の差が元々存在するからだ。
子孫を残すという生き物本来の欲求がある。そして、価値のバランスは需要と供給のバランスでできる。
少ないものほど価値が高く、多いものほど価値が低い。
男性の精子と、女性の卵子だと、女性の卵子の方が数が少ない。
 
だから、女性のほうが価値が高くなる。
そうすると、男性は基本的に立場が弱くなる。
まるで、刀でピストルに挑んでいこうとするようなものだ。全く勝てるわけがない。
そして、戦闘能力の低い男の人は女性に振り回されてしまう。
 
ちなみに、ぼくは女性のワガママは嫌いではない 笑
 
 
だから、恋愛工学は、この謎に包まれた恋愛というものを解明して、少しでも男性が女性に対等に戦えるように近づこうとするものだ。
言ってみれば男の涙ぐましい努力の結晶のようなもの。
よくこの研究を始めたな・・・と、正直思う。
 
恋愛コラムやドラマ、漫画などで純愛として描かれる価値観が、男性だけではなく女性にも刷り込まれていく。
すると、「男が一途に一人の女性を思い続けてなかなか振り向いてもらえないけど、なんやかんや頑張って最後には結ばれるというのが美しい恋愛」という価値観が出来上がる。
 
お話の中では美しく思えるけど、現実世界そんな男は魅力がないと思われるのだ。
どうやら本能からすると、いわゆる非モテ(モテない)で子孫を残す力の弱い遺伝子ということで女性に見向きしてもらえないのだ。
 
こんな経験過去に何度もしてきたからよーくわかる。
メールが来るのをずっと待っていたり、メールが来ないと不安になったり、変に優しくしすぎたり。
あの頃やっていたことは確実にモテない行為でしかない。悲しい・・・。
 
しかし、なかなか報われないけど頑張って最後は報われることが美しいとか、そこに価値を感じるのは、何かを得るには苦行が必要という思い込みがあるからだ。
きっと同じような経験を自分もしたことがあるということで共感を集めるのではないだろうか。
高校野球プロ野球より盛り上がるのは、きっと同じ心理があるのだと思う。
もちろん、高校野球の一生懸命頑張っている感じはぼくも好き。
 

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ナンパは悪か?

恋愛工学でメインとして出てくる1つにナンパがある。
ナンパは良くないものというイメージがある。ぼくもあまりいいイメージはなかった。
でも、したいというのも願望としてあった。
この「ナンパは良くない」とか、「そんなことをする奴なんてろくなやつがいない」という価値観があるとしたら、これも今までの経験や刷り込みでできあがったものなのだろう。
 
海外ではナンパは普通とする文化もある。
そして、反対に結婚前のセックスはよくないという文化もある。
つまり価値観がいい悪いを決めている。
 
事実として考えると、ナンパは知らない人に声をかけるという行為だ。
道端で誰かに道を尋ねるのも、バーで知らない人に声をかけるのもどちらも知らない人に声をかけるという行為だ。
恐らくその行為にどんな意図があるのかが、ナンパかナンパではないかを決めるのだろう。
でも、周りから見たらそんなのわからないわけだ。
本当に道に困っている男の人が声をかけた人がたまたま美女だったという場合にも、第三者から見たらナンパに見えるだろう。
 
というわけで、ナンパがいいか悪いかはその人がどんな価値観を持っているかによって変わってくる。
客観的にみれば、ナンパは紹介、合コン、街コンなどと同じように出会いをつくる行為の一つだ。
 
でも、ナンパは成功率がすごく低い。街のキャッチも似たようなものだ。
 
 
昨日、新宿のキャッチのお兄さんに話を聞いたら、歌舞伎町では1日じゅう何百人に話しかけてもお店に来てくれるのは1人いればいいということもよくあるらしい・・・。
余談だけども、大宮で同じことをしたら、平日で1日15人以上お店にくることがあるのだとか。それは、歩いている人が大宮の場合はキャバクラとか風俗に行きたいという人が多いのだと。
 
どこで声かけをするかにもよって変わってくるのだなあ・・・とマーケティングの重要性を感じて、お兄さんとバイバイしました。
お兄さんは「次回こそお願いしますよ!先生!」といって去って行きました。
ありがとうお兄さん。
 
さて、ナンパという確率の低い勝負に出て、ようやく成功したとする。
しかし、そこから最初の方に書いたように、さらに価値の差がある状態での勝負が始まる。これは明らかに男性にとって不利なのだ。
だからこそ、恋愛工学というスキルがあることで、その不利な勝負が少しでも対等に近づく。
 
恋愛工学のスキルが高いトッププレイヤーが、女性を駒のように扱うというふうに見えることもあるが、成功確率が高くなっただけで、声をかけて失敗するという絶対数自体も増えていると考えられる。
よく、成功者はそれだけ失敗の数をたくさんこなしているというが、このトッププレイヤー達もまさしく数多くの失敗をしてきている。
ただ、今度調子に乗ってくるとうまくいかなくなったり、本の後半のようになってくる。
 
 

複数の人とセックスすることが悪という価値観

ここでもまた価値観になるのだが、パートナーが一人でなければならないということも価値観のひとつだ。さらにその価値観は執着や所有欲がある場合や、どんな刷り込みをされてきたかという過去の経験によってできあがる。
この辺りはいばや通信で、所有について語られているのが参考になる。

ibaya.hatenablog.com

 
所有したいという想いから、相手は一人でならなければならないという価値観が出てくる。
さらに、週刊金融日記の中でも言われているように、婚姻関係は高額な金融商品を買うことと何ら変わりがない。
制度が定められてるから、とか、日本という国で生きているからという反論もわかる。
郷に入れば郷に従えという言葉があるくらいだから。
でも婚姻制度って、ほんとうに必要で正しいのだろうか?
 
よくこの複数の人とセックスすること対する肯定は大奥とかだ。
普通に考えて、自然界の理論では強いものはモテるし、子孫いっぱい残してるものね。
 
さらに、複数の人とセックスすることが悪になるかどうかは、人間関係で決まる。
あなたA、彼女(彼氏)B、Bの彼女(彼氏)Cがいたとする。
  1.  A:所有欲なし、B所有欲なし、C所有欲あり
  2.  A:所有欲あり、B所有欲なし、C所有欲あり
  3.  A:所有欲なし、B所有欲あり、C所有欲なし
  4.  A:所有欲なし、B所有欲なし、C所有欲なし
という4つのパターンを見てみよう
 
1の場合は、AとBの関係がCに知れると、Cが激怒する。もし、BとCが夫婦だった場合には、不倫がバレてCからAやBに慰謝料請求なんてこともよくある。
2の場合は、この場合、段々とBがAとCが嫌になって他のところに行ってしまうか、AとCのどちらかに集約するということが起こるのではないだろうか?
3の場合は、Bはどちらともセックスしたいけど、二人には他に相手がいることを許せないだろう。自分が1番でなければいやだというものだ。しかし、AとCはお互いの存在を知っても特にトラブルにはならない。
4の場合は、何も問題がない。
 
必ずしもその通りになるというわけではないが、こんな感じで自分に所有欲があるかないか、相手に所有欲があるかないか、その先の相手に所有欲があるかないかによって決まってくる。
 
 

恋愛工学では本当の愛が手に入らないのか?

表面的に見れば、恋愛工学は複数の人とセックスをしてモテるオスであることをアピールし、他の女性が寄ってくるようにするテクニックというふうに見える。そして、それを使っている奴は、女を駒としか見ていないという意見もよく聞かれる。
 
これは正解でもあり不正解でもある。
 
なぜなら、だれがどんなふうに使うのかによって変わるからだ。
包丁を料理に使うのか、殺人に使うのかは使う人次第なのと同じで、女を駒のように扱うために恋愛工学を使う人もいれば、恋愛工学を使う人が本当に愛するパートナーと結ばれるために使うという人もいる。
その過程で、結ばれる確率がより高くなるようにするために使うということが果たしで悪と捉えられるかどうかは人の価値観によって違う。
 
ただ、藤沢数希がメルマガの中で恋愛工学をつかって結ばれ、結婚する人や、晴れて童貞を卒業できた人がいたら素直におめでとうございます。と祝いの言葉を送っている。
 
そして、ポルノ動画や風俗、AKBなどのアイドルなど、恋愛・性欲を満たす代替手段が溢れるほどあり、男性が恋愛市場に参戦しなくなっているという事実もある。
それは、女性がパートナーを作ったり、子孫を残す機会が減少するという危機も表している。
恋愛工学はモテなかった男性が恋愛市場に参戦し、子孫が絶滅しないようにしているとも考えられる。
 
ぼくは恋愛工学を使っても使わなくても、ゴキゲンなパートナーシップが世の中に増えたらそれでいい。
その基本姿勢として、男性は女性を喜ばせる必要があると思っている。
 
 
ここまで読んで、恋愛工学をあなたはどう捉えるか?
 
 
もし恋愛工学を学んでみたくなったらこちらから。

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本も好評発売中!って・・・回し者でもなんでもないんだけどなぁ 笑