「共感される」はつくれる。共感を分解してみたらこうなった。
女性は共感することがすき。共感してあげることが大事だよってよく聞く。
まあ、確かに共感されたら単純に嬉しいもんね。
「そうそう、わかる」って、それ本当にわかってるの？
適当にあいづち打って、共感しているつもり。
そんなことを望んでいるのかね？ そうじゃない気がする。
そこで、共感って何？と考えて、分解してみた。
よくある共感の3パターン
- そうそう、それあるよね。
- 言いたいこと言ってくれた。
- 私のことわかってくれてる。
それぞれ見ていこう。
１．そうそう、それあるよね。
これは、普段からよく起こることとか、自分に起こった出来事、起こったときに感じることを表現している。あるあるネタとかこれに当てはまる。
ドラマ「きょうは会社休みます。」の中のセリフで「そもそも誰かを好きになるって一体どういうことなんだろう」とか、「見た目の優れた異性と二人きりになるのが何よりも苦手だ」とかって、実際に経験したことがあることがよくあるから、「そうそう、それあるよね。」となる。
２．言いたいこと言ってくれた。
普段言いたいけどなかなか言えないこととか、密かにやってみたいと思っているけど、なかなかできないことをしてくれたときに起こる。
だから、半沢直樹みたいに相手がぐうの音も出ないほど言うのとか、
昼顔の「白状します。罪悪感はありませんでした。話をしただけ。手を繋いだだけ。まだ不倫じゃない。夫の顔なんて浮かんできませんでした。」とかも普段思っているけどなかなか言えないことを言ってくれたというのに当てはまる。
ドラマは見ないけど、調べてたらたくさん出てくること出てくること。
やっぱり調べるのって面白い。
３．私のことわかってくれてる。
これは自分が表面的に感じていることや潜在的に感じていることをうまく伝えてくれた時に起こる。ルミネのコピーなんかまさしくこれだと思う。
「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」とか、「可愛くならなきゃって思うのは、ひとりぼっちじゃないってこと。」のように尾形真理子さんが書くコピーって、何とも言葉にならない感情を言葉で表現してくれる。だからこそ、この人私のことわかってくれてると思うのだ。
年上の男性が魅力的に見えるのって、この人は私のことわかってくれてるって思うから人気あるんだよね。
では、共感を起こすためにどうしたらいいのだろう？
- 相手の感情を意識する
- よくある出来事を覚えておく
- 普段言わないけど心のなかで想っていることを考える
１．相手の感情を意識する
共感を起こす言葉には、相手がどんな感情かによって共感する言葉が変わって来ると思った。そこで、いくつか感情とどんな言葉が共感しやすいのか、独断と偏見で作ってみた。
- 落ち込んでいるときには、救ってくれる言葉
- 怒っているときにはなだめてくれる言葉
- 頑張っているときには応援してくれる言葉
- ボーっとしているときには気を引き締めている言葉
- ほんとうに大切なことに気がつかせてくれる言葉
- 可能性を感じさせてくれる言葉
- 私も言われたい言葉
２．よくある出来事を覚えておく
日常で起こる出来事や、人から聞く出来事に意識を向けておく。
日常は何気なく過ごしてしまうと、何気なく過ぎてしまいあまり記憶に残らない。だから、意識しないと「あれ、今日何してたっけ？」なんてことが起こる。
「２０代はあっという間に過ぎるよ。」
この言葉にまさしくそれが隠れていると思う。
あっという間に過ぎているのは正直内容が薄いんではないかと思う。
充実していたら、１週間が１ヶ月ぐらいに感じるもの、本当に。
ちょっと話がそれたけど、出来事は意識しておこう。
３．普段言わないけど心のなかで思っていることを考える
結構これってドロドロしてると思う。だって、外には出さない完全に自分だけの世界だもん。これ、出せるようになるとほんとうに怖いものがなくなってくる。ぼくもまだまだ怖い部分あるけど、出せるようになってきた。
だからこのブログも書き始めたのだ。
そして、このドロドロしている部分にはとても大きなエネルギーが詰まっている。だからこそ、このドロドロの隠れている部分を大事にしよう。
こんなふうに思ってしまう自分が嫌いではなく、同じように思う人はかならずいる。もしそれが少ないのだとしたら、その人に共感できる数少ない人になれる。
いやー、こんなことしてくれたら本当に惚れるね。でも、こっちも感情があるから全部はできないと思った。我ながら書いていてハードルが高いと思う。
でも、いいの。
知らないとできないから。
表面的に共感しているつもりは伝わる
感情はエネルギーだからこそ、相手に伝わる。本気で想っていることや、感情を込めていることは伝わるし、感情がこもっていないことも伝わる。
だからこそ、相手のことを想像してどんな感情なのか考えて、想像してみる。
そして、相手に共感してあげよう。
共感できないときは、正直に共感できないって伝えてもいいさ。
それで関係崩れるならそれはそれまで。
嫌われてもいいって覚悟決めて。
こんなときは共感できないけど、こんなときには共感できる。
全部出来る必要なんて無い。
想っていることを正直に伝えよう。
